お客さまには当然、スタッフにも一歩先の対応をする。それが必ず、お客さまの幸せにつながるから。

2019年1月18日　取材

三福売買ステーション　営業事務
栗田茉奈（2015年入社）
松山大学　人文学部英語英米文学科　卒業

他の不動産会社にはないものがあった
ここなら自分の強みが活かせる

学生時代に宅地建物取引士の資格を取得しました。友人に「就職活動のために何か資格を取ろう」と誘われたことがきっかけでした。不動産業界に絞った就職活動。数多くの会社説明会を受けた中で、三福グループには、他の不動産会社にはないものがありました。どこの会社説明会も、学生が話を聞くという受け身なものばかり。三福グループには、学生同士で意見を出し合って課題に取り組むという”主体性”があったのです。「参加した」という感覚があり、とても印象に残りました。また、私は事務職を希望していたので、営業から始めるのが一般的だった他社に対し、すぐにやりたいことができるという点も、魅力的でした。事務職を希望していた理由は、人のサポートをすることが好きだったから。自分が営業員になるより、営業員のサポートをする方が向いている自信がありました。 

宅建資格があるから
取り掛かりやすく、より楽しめた仕事

新卒で売買ステーションの事務に配属されました。主な業務は、お客さまからの電話やメールの問い合わせ対応、物件探しのお手伝い、物件情報の収集とデータベース登録です。日々の業務に宅建の資格が活かせているかといえば、正直なところ営業員ほどではないかもしれません。ですが、宅建の勉強をしていた学生時代は、言葉の意味も分からず暗記していたことが、就職してからは、「実務ではこう動いているんだ」と理解できて面白く感じました。仕事が頭に入りやすく、仕事をより楽しめたのは、宅建資格があったからだと思います。

入社当初は、楽しいことばかりでなく、つらいこともありました。物件の登録業務で、どうしてもミスが続いてしまって。登録ミスがそのままホームページに掲載されると、お客さまにご迷惑がかかります。ミスをなくせるようになったのは、先輩がフォローしてくださったおかげ。なぜここでミスが出るのか、一つ一つの原因を追求して、一緒に対策をしてくださいました。相談しやすい環境もつくってくださって。当時、私にとって先輩は、仕事も気遣いも完璧な人ばかり。私もそうなりたいと、尊敬していました。今、後輩を持つ立場となり、当時の先輩の気持ちがよく分かります。私もかつての先輩にして頂いたように後輩にしてあげたい、フォローできる存在になりたい。そう思って業務に取り組んでいます。 

全ての仕事を丁寧にすることが大事
ニーズを読み取り一歩先へ

事務職とはいえ、売買ステーションではお客さまと接する機会が多くあります。お客さまから直接「ありがとう」と言っていただけることは、何よりの喜びです。お客さまとのエピソードで、忘れられない出来事があります。入社３年目のときに出会ったそのお客様は、千葉県在住の年配のご夫婦。松山に U ターンするご予定でお問い合わせをいただき、終始、電話とメールでやり取りをさせていただいていました。なかなかご希望の物件が見つからず、１ヶ月ほどかかって、ようやくご希望に合う物件が見つかり、ご契約に。お手続きのために来店してくださった際、「今まで本当にありがとう」と言っていただきました。そのときのお客さまの表情が忘れられません。お手伝いができて良かったと、心からうれしく思いました。

　仕事をする上で心がけていることは、全ての仕事を丁寧にすること。お客さまの立場に立って取り組むこと。例えば、お客さまからのお問い合わせに対応する際は、専門用語を分かりやすい言葉に言い換えます。言葉遣いにも気をつけてお伝えします。私たちが何のために仕事をしているかといえば、お客さまのため。これは、三福グループのどの部署にもどの社員にも共通する理念。だから、お客さまのご要望に応えるのは当然。ニーズを読み取って、一歩先の情報を伝えることを心がけています。これはお客様に限らず、スタッフに対してもそう。スタッフの仕事がしやすければ、それは必ず、お客さまの幸せへとつながりますから。 

現状維持に甘んじず
自分の強みを磨こうと思える会社

三福グループの社員は、努力家で向上心が高い人が多く、刺激を受けます。私の場合、事務職ですので、毎日同じルーティーンになってしまいがち。 何か新しいことにもチャレンジしてみようと思っています。今までと同じことをしていても現状維持はできても、次のステップに行くことは難しいですからね。私ができることはお客さまや営業員のサポートを徹底してやること。事務職の中で、自分の強みをどんどん磨いていきたいです。

　就職活動中に、「早く社会人になりたい」と思う学生は少ないかもしれません。自分の思うようにいかないことや、苦しいこともあると思います。でも、だからこそ諦めずに取り組むうちに、自分だけの強みが見えてくるのかもしれません。見つかった強みは、社会人になっても通用します。前向きに取り組んでくださいね。